「岐阜を知ろう!!」FC岐阜のトップチーム選手が岐阜の伝統工芸である「水うちわ」の制作

自分の作った水うちわを持って記念撮影するFC岐阜の選手

さる2022年6月15日(水)、家田紙工株式会社にて、FC岐阜のトップチーム選手6名が「水うちわ」の制作体験に参加しました。

水うちわの歴史をお勉強

1)まずは、営業の見城から水うちわの歴史等を説明。

水うちわとは?

うちわの骨(竹)に、雁皮紙(がんぴし)という非常に薄い紙を貼り、専用のニスを塗って仕上げてあるのが大きな特徴。ニスを塗る事により、透明感が出て、涼しげなうちわに仕上がる。

見た目が透けているのと、昔は水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとったこと から、「水うちわ」と呼ばれているという説や、「透明な水のよう」というところからその名がついた、という説もあるが、いずれも、美濃の手漉き和紙、そして豊富な竹林、長良川の鵜飼を始めとした岐阜ならではの川文化から生まれたもの。

選手たちは初めて目にする水うちわの繊細な美しさにと様々な絵柄に感嘆の声!

作り手としてしみじみと嬉しさが・・・・。ありがとうございます!

2)いよいよ制作。水うちわの「絵付け」と「ニス塗り」に挑戦

職人、久世のレクチャーをうけ、
選手たちは事前に考えてきたデザインをもとに、丁寧に、絵付けをしています。

それぞれの思いをかたちにした絵柄は「なるほど、そうなんだ」と面白い!

人の手をとおしてできあがるものには、どこかに人となりが出ますね。

選手たちは真剣な表情で思い思いのデザインを描いていました。

真剣な表情で水うちわのデザインを描くFC岐阜の選手

ニス塗についてはさらに細部の大切な部分の手ほどきを。天然のニスを塗ることで、透明感が出て、強度も上がります。

実は久世はサッカーが大大大好き。休日にはサッカークラブでFW(フォワード)として、FC岐阜大人スクールでも活動しています。

今回は応援しているFC岐阜の選手たちとの交流に内心はワクワクなのですが、その気持ちをかくしつつ、強面です。

サッカー大好きな久世がニス塗り指導

最後はいい感じで出来上がった水うちわとともに、選手たちと写真撮影。

選手との制作交流はアットホームで楽しい時間でした。

FC岐阜の皆さん、ご縁をありがとうございました。

これからの益々のご活躍を願っています。応援しています!!!

みんなで水うちわを手に記念撮影